2019.12.17雑貨
11月の終わりになると、ヨーロッパの街では、クリスマスマーケットが開催されます。大きなクリスマスツリーにイルミネーションが飾られた広場には、いくつもの屋台が並びます。クリスマスに飾るリースやろうそく、各地の特色ある民芸品などの雑貨を求めて人々はマーケットに出かけます。
彼らのもう一つのお目当ては、食材とお料理。ドイツではシュトーレンとソーセージが並び、スウェーデンではグロッグと呼ばれる松の実とレーズンが入った香辛料の効いたホットワイン、そして、定番のジンジャークッキーに人々が集まります。
ヨーロッパのクリスマスマーケットは、1年で一番大切なクリスマス前の時期、クリスマスを心待ちにする人々の熱気とワクワクに満ちた夢のような場所です。日本で言えば、差し詰め「酉の市」といったところでしょうか?
日本でも約10年前ぐらいから、東京を中心にクリスマスマーケットが開催されるようになりました。私の記憶では、横浜の赤レンガ倉庫が最初だと思います。今では、北海道から九州まで様々な場所で、クリスマスマーケットが開催されています。もちろん、日本流にアレンジするのが得意な日本人のクリスマスマーケットですから、ドイツや北欧のイメージをベースにしつつも、工夫を凝らして恋人たちや家族の集まる素敵な場所になりつつあります。
心温まる雑貨やグルメを探しに、あなたもこの冬、クリスマスマーケットに足を運んでみてはいかがですか?