2023.11.28食べもの
20〜40代の男女1200人によるアンケート調査(※1)で、「炭水化物は、何からできているか」の問いに、約8割の人が「糖質」と答えています。糖質は、体の中ですぐに使える重要なエネルギー源であり、脳や筋肉、神経などには常に必要とされるものなのですが、炭水化物には「糖質」だけでなく重要な栄養である「食物繊維」も含まれていることを知っている方は少ないようです。アンケートの回答どおり炭水化物=糖質というイメージが強いためか、炭水化物の摂取を控えるダイエットが流行した時期もありましたが、本来、炭水化物から摂取できるはずの食物繊維までもが不足するということに注目が集まることはありませんでした。
食物繊維が腸の中をキレイに掃除したり、腸内細菌のエサになって腸内環境を整える大切な栄養だという認識は、私たちの間で広く共有されていると思いますが、食物繊維は野菜や果物から摂れば良いと考えている方が多いのも事実です。1日に必要な食物繊維量は大人で18g~20g(※2)と言われています。これを野菜だけで摂ろうとすると700gも食べなければなりませんが、ほとんどの方がこの量を摂れていません。私たちの食生活は、もともと炭水化物からも食物繊維を摂っていましたが、昨今はそれも摂れていないのが実情です。実は、玄米をはじめとする茶色い炭水化物は食物繊維量がとても多く、なかでも大麦(押麦)の食物繊維量は、レタスの9倍、ごぼうの 1.6倍もあります(※3)。その大麦以上に食物繊維が豊富で、最近、注目されているのがスーパー大麦です。
スーパー大麦「バーリーマックス™」は一般的な大麦の2倍、白米の40倍(※4)もの食物繊維が含まれており、白米にスーパー大麦を混ぜて炊いたおにぎりを1個食べるだけで一日の不足分を補えるほどの優れものだと言われています。最近は、スーパー大麦入りのおにぎりをコンビニでも見かけるようになりました。
野菜の食物繊維は、水に溶けない「不溶性」のものが多いのですが、バーリーマックス™には「水溶性」の食物繊維が多く含まれています。「不溶性」と「水溶性」の2種類の食物繊維はどちらも大切なのですが、特に不足しがちなのが「水溶性」と言われています。皆さんがよく知る排便を促す役目の食物繊維は、主に不溶性です。腸の善玉菌を増やす水溶性の働きは、体にとってそれ以上に重要です。バーリーマックス™には、難消化性でんぷんの「フルクタン」「β- グルカン」「レジスタントスターチ」が豊富に含まれています。これらが体内に入ると食物繊維として段階的に働いてくれます。大腸にすぐに届き腸内の善玉菌のエサになったり、腸の働きを助けたり、最後には届きにくい腸の奥までしっかり届いて腸を整える仕事をしてくれます。
他にも、β-グルカンやレジスタントスターチには腸を整えるだけでなく、血糖値やコレステロールが上がるのを抑えてくれる働きもあります。スーパー大麦「バーリーマックス™」で食物繊維を補えば、「第二の脳」ともいわれる腸が整い、からだの内側からすこやかな日々をおくれます。まずは、バーリーマックス™をごはんに混ぜて炊いてみることから始めてみてはいかがですか?
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※1:炭水化物の理解度と食物繊維に関する意識調査(2018年5月)スーパー大麦素材事務局調べより
※2:日本人の食事摂取基準(2020年版)より
※3:日本食品標準成分表2020年版より
※4:日本食品分析センター測定データより