「Go to トラベル」してみました

2020.10.23おでかけ

予想以上の参加者数

国内観光需要喚起を目的として実施された「Go to トラベル」キャンペーンは賛否両論の中、7月末にスタートしたが、政府の発表によると9月末までに、すでに2,500万人以上が利用したとされ当初の予想を上回る活況を見せている。

もはや、乗り遅れたか!と後悔しつつ、キャンペーンの中身を再確認してみた。(下記インフォメーションよりサイトをご確認ください)
大前提として、国内旅行を対象に宿泊・日帰り旅行代金の1/2相当額を支援される。支援の内訳は7割は旅行代金の割引に、3割は旅行先で使える地域共通クーポンとして付与される。(10月1日現在、一人一泊あたり2万円が給付上限。日帰り旅行については1万円が上限。)ただし、指定された方法での予約が必要だと言う。

早速、下記サイトより予約にトライしてみた。まず、指定旅行代理店を地域検索する。神奈川県で検索すると100を超える代理店が検索され、その中からいくつくかのサイトにアクセスしてみたが、「Go to トラベル」の入り口がわからない。戻って有名旅行代理店のサイトを選択すると「Go to トラベル」の文字を発見。プランを見ると、沖縄や九州の温泉プランが目に入る。他の旅行サイトに移動して神奈川県内の温泉を予約した。
湯河原温泉の1泊2食のプランが2名で42,000円(税別)のところ、27,300円になった。さらに、6,300円分の地域共通クーポンをもらった。ここで他のクーポンとの併用可能という文字が目に飛び込んできたので、調べたところ、神奈川県が県民を対象にした県内旅行に限定した施策を打っているという。「神奈川県民限定クーポン」と呼ばれる施策は、1名15,000円以上の旅行費用に対して一律7,500円が補助される。これを使って2名で15,000円が減額され、旅行代金は12,300円になった。地域共通クーポン分を差し引くと、なんと、2名で実質6,000円の負担!

さて、いざ、出発!旅館に着いたら、従業員さんはフェイスシールドをつけ手袋をしていた。こまめに館内をアルコール消毒している人も数人。温泉の入浴も人数制限があったが、しばし、温泉を堪能して夕食バイキング会場へ。ここも人数制限あり、席の間隔が大きく空いている。もちろん入り口ではマスク着用で入場、手を消毒。席に着くと、ナイロン製の手袋が用意されていた。これを着用して、マスクをしたままバイキングを取りに行く。料理をとるトングや箸、その他、人が触る部分は手袋をしているにも関わらず、20~30分おきにアルコール消毒している。厳重な対応策で、やや、面倒な気もしたが、ここまでやっていただいけるなら安心だ。ちょっと残念だったのは、地域共通クーポンが使える店をコンビニ以外で探せなかったこと。できれば、地域のおいしいお店で使えれば、翌日のランチで使いたいと思っていたので、、、

旅行の前に、予約サイトでは、「新しいエチケット」という旅行先での注意事項のようなものを見るように喚起していたが、実際に旅行に出かけてみて感じたことは、やはり、日本人のマナーの良さだった。誰も騒がず、誰も群れず、淡々と新しいエチケットで旅を楽しんでいた。「Go to トラベル」の次に「Go to eat」も始まったようだが、個々にルールとマナーを守って楽しみたい。

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GO to トラベル

Go To トラベル事業は、旅行者・事業者の感染予防対策を中心に国民の健康や安全を第一とし、停滞している日本経済の再始動を図るために立ち上げられた事業です。「旅行者向け Go To トラベル事業公式サイト」では事業概要・旅行商品・地域共通クーポンの加盟店、各情報を掲載しております。
https://goto.jata-net.or.jp/

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甲斐 ツマオ

エッセイスト。漫画原作者。映像作家。

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