2020.08.11おでかけ
和菓子店「HIGASHIYA GINZA」は、2009年に東京・銀座中央通りにオープンしたお店ですが、現代の“日本のティーサロン”をコンセプトに、30種類を超えるお茶の他、菓子、四季折々の食材を使った季節膳などを中心に多くのファンの心を掴んできました。店内では、茶、果子(こちらでは菓子を果子と表記します)の販売の他、席数40席ほどの茶房を運営しています。インテリアは、落ち着いた伝統美の中にも現代的なデザイン要素を採り入れた、いわゆる洗練された「和モダン」になっています。
この店で、今、話題を呼んでいるのが「アフタヌーンティー」です。アフタヌーンティーは、正式には「茶間食(さまじき)」と呼ばれ、お茶二種/一の盆 いなり寿司/二の盆 間食/三の盆 和菓子いろいろで構成されています。お値段は4,950円。HIGASHIYAさんが誇る繊細な和菓子に加えて、いなり寿司が竹籠で供される見ためも美しいティーセットになっています。
HIGASHIYAさんの和菓子に対する姿勢が、ホームページに掲載されています。
(以下、引用)
和菓子には、自然の恵みを享受し、四季の移ろいを慈しむ心が息づいています。HIGASHIYAとは、〝日々の果子〟屋。伝統的な日本の美意識を進化させ、現代の暮らしに合わせた菓子づくりをしています。時代を越えても変わらない伝統的なこと。まだ見たことのない新しいこと。常識にとらわれない豊かな価値。これからの様式──。それがHIGASHIYAの志です。
「菓子」はもともと「果子」と書き、干した果実や木の実を食したのがはじまりだった。果実が人をとりこにするのは、甘さの奥に命があるから。
太古の記憶を辿り、現代の暮らしに合わせた菓子をつくる。目で愉しみ、耳を澄まし、ほのかな香りをきく。手に触れ、舌で感じ、そして、味わう。日常にささやかな喜びを添える、日々の果子。
(ここまで)
大袈裟ですが、HIGASHIYAさんのコンセプトを知り、果子をいただくと、日本人が大切にしてきた「食への尊び」、つまり五感で味わう食文化をしみじみと感じることができます。さらに、「変わらないもの」の大切さと、その伝統を維持しながらも「変えていくもの」の大切さも同時に知らされます。