ペットと暮らす新常識

2023.02.19暮らし

新サービスが続々

私たちの日常にやすらぎや癒しを与えてくれるペットですが、食事やグッズに留まらずおもしろい製品やサービスが増えています。10年ほど前からペットのホテルや葬儀サービスが急速に広がりましたが、この背景には「ペットは家族である」という意識の定着があります。犬を例にとると、昭和の時代は番犬として外の犬小屋暮らしが大半でした。平成に入ると、室内での飼育が増え愛玩動物(ペット)という概念が広まります。後半には、「家族の一員」という意識が定着していきました。
令和のサービスは、人間同様、ペットの健康を意識したものが増えています。その一つは、ペットの定期健診です。かつては、ペットが病気になった時にだけ動物病院に行くというイメージがありましたが、最近では、定期的に病院に通い、病気になる前に予防したり、病気を早期に発見することが当たり前になりつつあります。さらに、犬用の介護施設まで登場しています。
また、通院・入院・手術に備えたペット保険も多様化しています。ペット専門保険会社に留まらず、大手損害保険会社の参入も増え、ペットの種類・体重・年齢などを入力するだけで保険の比較が簡単にできるサイトなども運営されています。そのため、誰でも簡単にペット保険に加入することができるようになりました。

やはり食べるものは重要

一匹あたりの食事に費やす額は、ここ数年、増加傾向にあり、大切なペットに与えるフードにこだわりたいと思っている人々が増えています。数年前からケーキなどのペット用デザートが販売されるようになりましたが、ペットの健康への意識の高まりに伴い、糖分を控えたものが主流になりつつあります。また、ペットフードはオーガニックや高品質のものが人気になっていますが、味や栄養にまでこだわった「ささみボール」「ビーフボール」などペットの冷凍食品も出現しました。
さらに、最新の話題として、ペットのサプリメントが注目されています。特に、動物医療の発展により長生きするペットが増えたため、高齢化したペットのための健康維持や病気予防のサプリが人気だそうです。
また、からだの健康だけでなく最近ではペットのストレスケアにも着目し、天然ハーブを使用したサプリも登場しました。もはや、人間同様にペットも心身両面の健康を考える事が、令和のペットライフの新常識と言えるようです。

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KEI

写真付きコラムの執筆。コミュニティクリエイター。フォーチュンテラー(タロット)。日本大学藝術学部写真学科卒業。

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