2024.05.31キレイ
「朝ごはんは大切」。
皆さんも、子供の時から親はもちろんのこと色々な人から、こう言われた経験をお持ちだと思います。摂りたい気持ちはあるけれど、睡眠を優先してしまうこともしばしば。忙しい現代を生きる私たちにとって朝食を毎日しっかり摂ることはなかなか難しい課題となっています。
農林水産省が掲げる「食育推進基本計画」では、国民が生涯に渡って健全な心身を養うために”朝食を毎日摂ること”が推奨されています。しかし、令和元年度の「食育白書」では、ここ数年、男女ともに朝食を摂らない人が増加しており、2019年度は25.8%に達しています。特に、男女とも20歳代で最も高く、男性で約3割、女性で約2割が朝食を抜いています。また、高校卒業のタイミングである18歳ごろから急激に欠食率が上がるというデータも出ています。数十年前と比較すると、シリアルなど主食の選択肢も増え、コンビニやファストフードなど手軽に食べられる場所が増えたにも関わらず、なぜ、朝食を摂る人が減少しているのでしょうか?
朝食を食べていない人に、「朝食を食べるために必要なこと」を聞いたところ※、男女ともに「朝早く起きられること」をあげる人が最も多く、次いで多いのが、男性では「自分で朝食を用意する時間があること」、女性では「朝、食欲があること」でした。
※令和元年度食育白書より
農林水産省「食生活をめぐる現状と食育実践」※には、以下のような記述がされています。
「朝食を抜くことは脳へのエネルギー不足に繋がり、集中力の低下を引き起こす可能性があります。脳が活発に働くのは午前中であるため、朝ごはんを食べることで脳を目覚めさせスイッチを入れることができます。ブドウ糖が多数つながった状態であるデンプンと必須アミノ酸を一緒に取り入れると効率的に脳を働かせることにつながるため、おかかや卵をごはんにかけるなどの組み合わせがおすすめです。また欠食は次の食事でのドカ食いにつながるため、バランスの取れたご飯をしっかり食べましょう。(中略)朝食を摂ることを習慣化させるためには生活リズムを整えることも肝心です。そのために夕食を食べる時間の見直しから行い、生活リズムを整え朝食を摂ることを習慣化させていきましょう。体内リズムも整うようになり、活力が湧き日々の仕事や生活の質の向上に関係してきます。」
このように、やはり、私たちにとって朝食はとても重要なものであることがわかります。朝食が摂りづらい人のために、「朝食の工夫3カ条」※というものが推奨されています。
1.「下ごしらえで手間いらず」…夕食の支度をするときに、次の日の朝食のことも考えて材料を準備。あらかじめ切ったり、ゆでたりして翌朝の手間を省きましょう。夕食の残りだってもちろんOK。
2.「調理しなくてイイものを用意」…そのまま食べられるチーズや果物を用意しておけば、時間も手間もかかりません。
3.「パターンを決めて、悩まない」…毎朝お決まりのパターンを決めておけばラクチンです。一品ずつ新しいメニューに変えていけば、それだけでレパートリーが広がります。
1に関しては、ごはんを冷凍させておくと便利ですね。2は栄養補給のバータイプやゼリータイプの食品も使えそうです。3は好みの”シリアル”と好みの”ミルク”を買っておくだけでパターン化できそうです。
すこやかな日々のために、まずは、朝食を摂る。そして少しずつこうした工夫を取り入れて栄養バランスなどを考えていくことをオススメします。
※農林水産省「食育推進施策 第1節 食生活をめぐる現状と食育実践」より
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