2019.12.25食べもの
雑穀米は、今や、家庭だけでなくレストランでも選択肢の一つとして提供されるようになりました。人気の秘密は、「からだに良さそう」というイメージから。市場には五穀米から三十三穀米まで多種多様な商品が出回っています。多くの商品は炊飯時にお米にプラスして使用することを前提としているようです。(中には玄米と混ぜてあり、お米をプラスする必要のないものもあります。)
ですが、雑穀の種類や特徴への認知度はそれほど高くないのが実情で、なんとなく食べている方が多いようです。市販の雑穀米を調べてみると、古来から五穀豊穣と言われるように粟・稗・豆に、本来雑穀ではない米と麦を加えた5種類が基本のようです。米・麦や豆にもたくさんの品種があり、これらを加えることにより十穀、十六穀、三十三穀と増えていきます。
低カロリーでミネラル類、食物繊維を多く含む点が雑穀の一番の魅力ですが、試食データによると、「おいしさ」も魅力に上げる方が非常に多いのです。
主な雑穀は、麦類の大麦、押し麦、丸麦、裸麦、もち麦、ハト麦。米類は、もち玄米、もち黒米、もち赤米、発芽青玄米。豆類他は、もちきび、もちあわ、ひえ、タカキビ(とうもろこし)、黄大豆、黒豆、黒千石、小豆。最近では、さらにアマランサス、キヌアなどの外国産のものから蕎麦まで加えています。
麦類は総じて、低カロリーで食物繊維が非常に豊富です。米類や豆類他は、ビタミンや様々なポリフェノールが豊富。アマランサス、キヌアに至ってはカルシウムなどのミネラルやビタミン類、鉄分などが多く含まれています。
私自身は、玄米1カップに、雑穀(主に16穀)2カップで毎日のごはんを、おいしくいただいています。私見ですが、雑穀米は健康志向の定番だと思っています。